2011年11月

火災保険を使って台風被害の費用を補填する。

 

 9月21日~22日の台風15号は静岡県内各所広い範囲に大きな被害をもたらしました。
被害に遭われた方へお見舞いを申し上げます。
 
 さて、台風の被害に合った建物などを直すのに火災保険を利用しましたでしょうか?
「火災保険って火事だけじゃない?地震の時に地震保険入っていれば直せると思うけど!!」
と思われている方が多くいらっしゃいます。火災保険で台風の被害の補修費用がでるのです。
 これは火災保険や火災総合保険に付帯している「風ひょう災」が適用できる場合ですが、
ほとんどの火災保険にはこれが付帯しています。
※保険支払い金額を下げるためにこの付帯を外している場合もあります。
 
では、どんな時に適用になるのか・・・
IMGP1512.jpg
 
 今回の台風はとても強い風が吹きました。これによって飛んだりずれたりした瓦や屋根材など、
これは保険が適用されます。また近所から飛んできたものによって壊れた場合も適用になり、
そのために雨が入って濡れたり汚れたために必要な補修も含まれます。ただ風が強いために
瓦の間や窓から吹き込んだための雨漏れは対象になりません。
 
IMGP1521.jpg
 今回は多くのカーポートやテラスの屋根材が飛んでしまいました。この場合同じ敷地内で
保険に「物置車庫等含む」となっていればこちらも適用されます。また敷地の門塀フェンスも
含まれている場合もあります。今一度保険内容を確認してみてください。
 
 最近までの保険は消費税込みで20万円以上でないと適用できないなどの規定がありました。
20万円以上でなければいくら風ひょう災が付帯していても対象になりません。ここ最近の保険は
この規定がなく1万円でも19万円でも保険が適用できるものに加入することが多くなっています。
しかしこの場合には自己負担金が3万円が必要な場合などこちらも保険内容の確認が必要ところです。
 
 ではすべて保険で補修費用がでるのか?保険はあくまで元の仕様に復旧するが基本の考えです。
つまり瓦が風に飛んでしまったから今度は飛ばないようにしよう!っと思ってもずれた瓦を元に戻す
費用分はでるのですが、飛ばないようにする補強部分はでません。樋が半分取れたけど全部直そう~
っと思っても半分の費用しかでないことがほとんどです。
 
 また、新価保険や新価特約がついている保険以外は、古くなった物を新しくした分(新旧交換)は
差し引かれる場合もあります。これは火災になったときにも同じことが適用され、
新築時に2000万で建てた家でも新旧交換によって1500万円しか支払われないことになり、
建て直しができない事にもなります。
 
 すべての費用がでない場合があるのですが、火災保険には補修金額に対して規定の割合で
ほとんどのケールで臨時費用がでることがあります。新築時より直した部分が20%古くなって
新旧交換をして補修費用が引かれてもそれに対して臨時費用が30%ついて実際は補修見積費用
よりも多く保険金が支払われる場合もあります。
臨時費用の考え方は被害に遭った時に雨が入らない様にする臨時の工事代やお隣に飛んで
しまった瓦などの片付け費用として支払われるのですが、結果としてこちらも一緒に考えれば
すべての補修費用が保険で直せる!!という事になります。
 
 詳しい保険の内容や適用範囲は各保険会社によって違いますので、保険会社にご確認ください。
 また、もう直してしまった!!と言う方もこの台風でこの部分が被害に遭ったということが
解る場合には保険が適用できる事もありますので一度保険会社に連絡してみてください。
基本的に一ヶ月以内に連絡しないとだめ・・・といった決まりはありませんのでまずはご連絡を!
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